病気に対する時は、いつも体と心の両面を併せて対処することがより早く治す秘訣です。
それは、病気の原因にはストレスが関わっている為です。
体が冷えている人は、心も冷えるような状態にあることが少なくありません。
ですから、心も温めなければなりません。
ストレスという心の毒をなるべく早く出す必要があるのです。
ストレスは、漢方では「邪気」として古くから言われています。
「邪気」が多くなると正気(元気)が少なくなります。
改善の為のかんたんな方法は、ストレスの原因を断つことですが、仕事における責任や
人間関係や周囲の環境などから来るストレスの場合、現実的に断つことはできません。
現実的な対処方法としては、自分がストレスに強くなることです。
現代医学では、ストレスの存在が胃潰瘍などの病気を引き起こすことを確認しましたが
漢方では古くから「病いは気から」と説き、ストレス(邪気)による病気に対処して来ました。
ストレスなどによる気の低下に用いられてきたのが高麗人参なのです。
高麗人参には、気を補い、自立神経の安定を促し、抗ストレス作用もあることが
20世紀以降の医学でようやく発見されるようになりました。
現代病とも言われるうつ病などもやはり、この気の低下が最大の要因であることは
多くの方が想像できるはずです。
なんとなく体がだるい、疲れやすい、これらの症状をかかえる方も激増している近年ですが
これらも気の低下が主な原因であると考えられます。
今の時代だからこそ、漢方の役割が大きくなっていると
感じてやみません。