春らしい季節になって来ました。時間があれば、ふらっと散歩でもしたくなる季節でしょうか。
しかし、どうゆうわけか、そういう季節に限って花粉症というやっかいな症状が私達を困らせます。
植林で杉を植え過ぎたから、こういうことになる、だから杉を刈り倒してしまえ! という声も耳にします。
それを聞くと、とても乱暴な考えだなぁ、と思います。
杉は何千年も前から、日本に存在する、日本古来からの樹木です。
比叡山延暦寺にこもって修行するお坊さん達は、昔から杉の花粉まみれ。
比叡山は昔から杉山なんですね。
でも、そのお坊さん達が春になると花粉症で大変だ、なんて声は聞いたことがないです。
昔の人は、どれだけ杉に囲まれても、花粉症にはならなかったそうです。
では、花粉症はいつから登場するようになったか?
日本では、1930年代後半からだそうです。
ちょうど、戦後の高度成長期に入る頃で、国民生活が豊かになって来る頃ですね。
その頃から、子供達のおやつが徐々に、ふかしいもからケーキに変わり始めました。
日本国民の砂糖の使用量は、1935年⇒1945年の10年間の間に約10倍化したそうです。
それに比例して、花粉症はじめ、アレルギー症状、アトピー症状に悩まされる患者さんが増えたという
そういうデータがあるそうです。
花粉症の表面的な原因は、花粉でしょうが、本質的な原因は、食生活にあると、こう考えるわけです。
食べたモノが体を作る。こういう考えに基づいて、漢方の王様・高麗人参を是非、ご利用頂きたいと思います。