誠実、顧客第一主義という社訓のようなものをよく見かけます。
私達も通販会社として上のような言葉は勿論、いつもこころがけています。
時として、私達通販会社が顧客の立場になることが御座います。
現在検討中の話なのですが、在庫の保管倉庫を増やしたいということで、
スペースの広くとれる物件を不動産会社に依頼して探しています。
今日、良さそうな物件を発見したので、購入する前に地盤調査をさせて欲しいと言いました。
(勿論、調査費用は第三者機関に依頼し、費用は自費で全額負担しますと)
すると担当の不動産営業マンから驚くべき返事を頂いたのです。
「地盤調査をすることで、土地の価値が下がってしまうことがあるので土地の持ち主としては敬遠される」と。
モノを売る側として、実際の価値よりも少しでも高く売りたい、そういう気持ちはわかならくもないですが
自分の心の声(誠実さ)、顧客第一主義(目の前のお客様に対して)、そういう考えはいかがなものでしょう?
私なら、「正直に言ったら売れないようなモノ」は最初から売りません。
自分が自信をもって紹介できるモノだけを取り扱ったら良いのではないでしょうか?
不動産という業界の中に、言わなくてもイイデメリットはあえて言わない
という文化があるとするならば、それはとても残念なことですね。
正直、誠実、実直であり、顧客に自信をもって紹介できる商品のみを取り扱うこと、
モノを売る立場にある商人、営業マン、販売会社、企業に何より大切にして欲しいコンプライアンスです。