淤血という言葉をもう少し掘り下げてみたいと思います。
「淤血」、この言葉は実は西洋医学ではあまり認識されて来なかった言葉で
東洋医学独特の表現です。
分かりやすく言うと、血液が汚れて流れが悪くなった状態です。
サラサラ血液、ドロドロ血液という言い回しは、最近になって顕微鏡の発達により
血管内の赤血球の動きが目に見えてわかるようになったからこそ
徐々に認識されるようになって来たという所ですが、
漢方・東洋医学の世界でははるか昔から重要視されて来た所です。
淤血の症状は、体全体に根をはっており、その人の免疫力の弱い所に
現われます。
なんとなく体がだるいと感じる、未病の症状を訴える方におきましては
まず、この淤血が原因になっていると考えて間違いはないと思います。
それぐらいに「血の流れ」は大切だと言うことができます。