東北大地震が起きてから、あっと言う間に一週間以上過ぎました。
１０日目にして救出された方もいらっしゃったそうです。
仏教の修行で１日食事を絶つ「断食」というものがありますが
ご経験ありますか？
私は、実は何回かしているんです。
人間、生きているのではなく、
生かされているというのをよく実感できる一つの方法が
断食です。
いつも当たり前のようにとっている食事がたったの３回とれなかった
だけで、心身共に弱って大変だったりしますよね。
普段、多くのものに支えられて初めて立っていられる「私」であることを
再認識するんですよね。
と、同時に、心を強くもつことで弱った体がある程度、強くがんばれることや
心が折れてしまうと益々体が弱って行くことも、そういう特殊な環境の中では顕著に
現れます。
自分というものが、生かされている存在で、食事をはじめとする
全てのものが与えられている万物であるという感覚の中であらためて
感謝の思いというものが強まります。
心を強くもって生きなければならないのは、何も現在の東北の被災者の方々
だけではなく、すべての人に当てはまることだと思います。
倒壊した家の中から救出される被災者の方々がまだ他にもいらっしゃるはずで
気持ちを強くもって行き永らえて欲しいと祈るばかりです。