人参茶とサポニンについて、続編

さて、サポニンについてですが、これは実は日本歴史の太古の昔から取り上げられて来たものです。

紫式部や清少納言の時代、女性の方はずいぶんと長い黒髪をもっていらっしゃいましたが、
石鹸などは勿論ないのにどうして洗髪していたのでしょうか?

それは、ムクロジという木の実をつぶして、水にとき、洗っていました。
この実の中には、ムクロジサポニンというサポニンが含まれており、これが石鹸代わりに泡を立て、
紫式部さんの黒髪を綺麗にしたというわけです。

ムクロジの実は、正月羽根付きの羽についているあの黒い実です。
又、私達の日常食べているナマコの中にもある種のサポニンが入っており、これが
水虫の病原菌を殺す素晴らしい働きをもっており、水虫薬として使用されております。

秋の七草の一つ、紫の花を咲かせるキキョウの根にもサポニンは入っており、
咳止めとしての働きをします。

この様に、自然界から数多くのいろいろな種類のサポニンが見つかっています。
しかし、殆どのサポニンが、量を使うと溶血作用と言って、血球を溶かしてしまう作用があって
毒性が強く、体に悪影響も与えます。
それらの中で、高麗人参のサポニンだけが、溶血作用が認められず、毒性のない事が古くから
知られていました。

次回またご紹介しますが、人参ならびに人参製薬は、いろいろの大学の医学部・薬学部、
大学病院の臨床実験の結果、長期連続して服用しても全く安全であることが
確認されています。

最近は、大豆サポニンにも溶血作用が認められないことがわかって来ました。
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