西洋医学の限界と東洋漢方の台頭

昨今の健康ブームの中で、よく“免疫力を高める”という言葉を聞きます。しかし、実はこの免疫力、西洋医学の用語では用いられません。それもそのはず、免疫力とは、自分で自分の体を治癒するという意味合いで用いられるものであり、その考え方自体が、西洋的医学の概念というよりも東洋的漢方の概念をルーツに持つ為です

 

今、日本では、2人に1人がガンを患い、3人に1人がガンで死亡します。戦前の日本では、結核や伝染病で死ぬことはあっても、ガンや心臓病などの成人病で死亡する人は少数でした。

戦後、アメリカを中心とする食の欧米化の大波によって、日本人の食生活、病気、死因は大きく変わったのです。それは、現代的な食文化の発症元であるアメリカでも同様の変化でした。

 

20世紀後半、医療先進国を自負していたアメリカ国内において増え続けるガン・心臓病患者、何かが間違っているのではないか?アメリカは、戦争では他のどの国にも負けない強い国だが、自国内で増え続ける成人病患者と膨らみ続ける膨大な医療費によって国が亡ぶとまで危惧され始めた中、1975年、当時の大統領命令で本格的な実体調査が始まります。2年後に出来上がった報告書が、マクガバン・レポートです。成人病に病む先進国とそうでない後進国との違いが食の違いにあるという結論に至った報告書となりました。

 

それまでの西洋医学の常識、「病気はくすりで抑えるもの」という認識の限界と、「病気を治したり、病気に負けない根本は、体が本来持っている免疫力でありそれを高めて行くことこそが医療の本質である」という新しい認識が生まれたのです。この発表から数十年をかけて、今、世界の先進国家の中で、医食同源という古来からの東洋漢方的認識がグローバルスタンダードになりつつあります。

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